2009/09/05

ドイツビール・ラリー

8月後半は、学会に参加するためにドイツに滞在しました。ドイツはベルギー以上にビールの種類が多いそうです(”Good Beer GUide Germany”という本の紹介文には、「7200種類以上のビールを掲載」と書かれています)。当然、飲みましたね。後で数えてみたら、だいたい30種類ありました。印象深いものを中心にご紹介したいと思います。

1. うまかったビール
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i. “Dresdner Felsenkeller Pilsner”. 日本のメジャーなビールと同じピルスナービールですが、ドイツのものは香り、味ともにもっとコクがある気がします。今回飲んだ中ではこれが一番うまかったです。もっとも、晴れた日のエルベ川沿いで、オープンテラスで風に吹かれながら、という最高のシチュエーションで飲んだからかもしれませんが。他のピルスナーでは、”Berliner Kindl”, “Rex Pils”も良かったです。
ii. ドレスデンにある醸造所直営のレストランで飲んだ”Freiberger Kellerbier(右)”. 酵母が残っているせいか、フルーティかつ新鮮な感じで大変飲みやすかったです。今回の一番。
iii. “Duckstein Weizen”. ドイツのスーパーでは、普通のラガービール(500 ml)が0.8-0.9ユーロで売っています。これは倍以上の2ユーロ。高い買い物をした甲斐があり、ヴァイツェン(小麦を使ったビール)にしては重厚で味わい深く、「ヴァイツェン」というジャンルの印象が変わりました。

2. ドイツ人の飲みっぷり
ドイツには、「ビールの原料は水、麦芽、ホップ、酵母に限る」という「ビール純粋令」なる法律があり、何でもありのベルギーと比べると味のバラエティーは乏しいと感じました。その代わり、ということなのでしょうか、ドイツ人は飲む量が多い気がしました。ベルギーのカフェでは、250か330 mlのビールをワイングラスのようなグラスに注ぎ、1杯飲むのに30分とか1時間かけながら飲みつつおしゃべりに興じる人が多いです。ドイツでは、黙って500 mlのジョッキをぐいっとあけ、2杯、3杯とおかわりする人も珍しくありませんでした(私はどちらかというとこっちのタイプですね)。また、ルーヴェンでは路上で飲んでる人はあまりいませんが、ベルリンでもドレスデンでも、昼間からビール瓶を片手に歩いている人を良く見ました(女性も多かったです)。日本のビール酒造組合のホームページによると、ドイツ人は年間1人あたり大瓶176本分のビールを飲み、これは日本人の2.3倍にあたるそうです。ちなみに、ベルギー人は日本人の1.7倍、135本ということです。

3. ドイツにもBierbikeが!
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ドレスデンとベルリンで、以前紹介したオランダの”Bierbike”と同じものを見かけました。ドレスデンの方は少人数で瓶ビールしか飲めないようでしたが、ベルリンの方は10人以上乗れ、生ビールも飲めるようでした。派手にベルを鳴らし(そこのけそののけ、という感じです)、沿道の人に手を振ったり、歓声を上げたりしていて、生で見るとやっぱり楽しそうです。是非ベルギーや日本にも広がって欲しいものです。

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