昨日に続き、”Marktrock”に出かけてきました。まずは、前座で出てきた「ポイ捨てをやめよう!」キャンペーンの着ぐるみたち。地面を見てみると、効果の程がよく分かります(笑)。
妻が郵便局でもらってきた情報誌の表紙を飾っていました。有名なのかと思い、見てみることに。だみ声と言っても良いくらいの太い声で、かわいらしい容姿とのギャップが印象的。訛りの強い英語で時にはしっとり、時にはラップのようにたたみかけるように歌い、何とも言えない不思議な雰囲気でした。ギター一本なので少々迫力には欠け、歌詞もちょっと難解らしく(「罪って何か知ってる?それは自由だという事よ」だとか・・・)、みんなでワイワイ聴くというよりは、一人じっくり部屋で聴きたいタイプの歌手です。今度iTunesでダウンロードしてみたいと思います。
お次はBart Peeters.
男性6人のグループで、ボーカルがおじさんなので、妻は「サザンみたい」と評していました。サザンと同じく大人気のようで、子どもからおじいちゃんまで、一緒に歌ったり、手拍子したり、ウェーブしたりで大盛りあがりでした。曲はカントリー、バラード、フラメンコ調のものからマイケルジャクソンのものまね(!)まで、とにかく多様で飽きさせません。私も妻も、周りの人と一緒に歌って盛り上がりました。後で近くの人に聞いたところによると、ボーカルの人は毎日テレビのショーに出ているような人で、エネルギッシュで人気があるそうです。
冊子には下着姿の写真が掲載されており、周りの人に聞くと「エロい格好でDJする」ということなので、結構期待しました(笑)。が、格好は普通で、選曲が良くないのか、今ひとつノリが悪いです。観客もどんどん帰って行きました。これだったらピストン西沢の「きみまろMIX」の方が良いな、ということで、途中で抜けて帰ることにしました。
帰りにVis Markt(魚市場)で一休み。屋外映画館になっていて、ソウルミュージックに関するドキュメンタリーをやっています。
数百人が地面に座り、静かにじーっとスクリーンを眺めているのはちょっと異様な感じです。ライブ会場でも感じましたが、こちらの人は意外におとなしいです。ライブ会場でも、歌手に合わせて歌うことはあっても、酔っぱらって奇声を発するような人はほとんどいません。押し合いへし合いになって危ない思いをすることもありません。何しろ、ライブ会場にベビーカーに乗せて赤ちゃんを連れてくるくらいですから。まだ深く付き合ったベルギー人がいる訳ではないので、本当のところはどういう国民性なのか、興味が深まりました。
金曜、土曜と、ライブを楽しみ、ベルギー人の人間観察もできて、充実した週末になりました。
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