2009/08/19

ベルギービール・ラリー(2009年8月19日分)

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1. 近所のバー”Bar del sol”で飲んだ“Leuvense Tripel”. しっかりしたホップの香り。飲むと炭酸がきつめで、舌の上で弾ける間に軽い酸味を感じる。苦い後味が長く続く。赤ワインのようにグラスを回し、炭酸を飛ばしてみると、今度は甘みが引き立ってくる。が、今日はかなり暑かったせいか(最高気温32℃)、炭酸があった方が美味しい。注文したときに店員が”Ah, It’s good.”と評していたが、その通りだと思った。この店は店員が気さくで、値段もそこそこ。リラックスした雰囲気で飲むには良い店。
2. “Chimay”の青ラベル。ほんのりカラメルの甘い香り。飲んでみると意外と酸味がある。見た目ほど苦くはない。日本で飲んだ時も思ったが、ちょっと物足りない気がする。特に、日本だと1本500円近くするのでそう思ったのかもしれない(こちらでは1.7ユーロ≒230円)。Trappistのダークエールなら、Achelか、Roshefort 10の方が好み。

これまでに飲んだのは111種類。

2009/08/18

ベルギービール・ラリー(2009年8月18日分)

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1. 勇ましいラベルの“Brigand”. かすかなホップと柑橘の香り。飲むと苦みとほんの少しの甘み。舌の上で炭酸が弾ける感じが心地よい。後味もしっかり苦い。飲みやすくて良い。
2. ホップの妖精があしらわれたラベルの“Cuvee Des Trolls”. ホップの香り。口に含むと酸味とちょっとの苦み。炭酸は弱め。アルコール度数7%だが、ごくごく飲める感じ。ラベルには「伝説のいたずら妖精が、この楽しくて特別な味を作ったのだと囁かれています」と書いてある。そこまで素晴らしいビールとは思わなかったが・・・。
3. セクスィーなラベルが印象的な”Lindemans Pecheresse”. 妻のお気に入り。グラスに注いだとたん、桃の甘い香りが広がる。飲んでみると、意外に甘ったるくなく、程よい酸味が爽やか。グイグイ飲めてしまう。妻は「あと3本飲みたい」とか。375 mlの瓶だが、コルクで栓がしてある。アルコール度数は2.5%とかなり低いが、お値段は2ユーロ以上してベルギービールにしてはかなり高め。自然発酵のランビックビールだからだろうか。

これまでに飲んだのは109種類。

ベルギービール・ラリー(2009年8月17日分)

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1. “Rodenbach Grand Cru”. 注ぐと、赤ワインのコルクのような良い香りが広がる。飲んでみるとかなりの酸味だが、8月11日に飲んだ通常バージョンよりも、香りも味もずっとまろやか。今日は市役所、新居×2回、研究室と動き回って疲れたので、これを飲んで生き返った心地がした。瓶の裏には、「1/3の若いビールと、2/3の2年物のビールを混ぜて造った」と書かれている。ビールも寝かせると丸くなるのだなと思った。
2. ポーランドのビール”Tyskie”. まずくはないけれど、ラガーなのに酸味があってちょっと飲みにくい。500 mlで100円くらいだからしょうがないか。

これまでに飲んだのは106種類。

2009/08/17

ベルギー人は音楽がお好き!?

市役所でのドタバタの後(詳細は妻のブログをお読み下さい→http://perolincho.blogspot.com/)、こちらに来て知り合いになったH氏の車で新居へ。H氏の奥様は日本人なので、彼は日本語がペラペラです。今日は、新居に荷物を運び込むのを手伝ってくれました。新居に着きましたが、なかなか家主が現れないのでいろいろおしゃべりしました(もちろん日本語で)。今日、H氏はピアノのレッスンを受けてきたということで、音楽の話になりました。

-ピアノを習っているんですね。
「ええ。リタイアしてから、やりたかったことができるようになったので。でも、私が一番得意なのはサキソフォンです。」
-どれくらい習っているんですか?
「4-5年くらいですかね。ベルギーでは大人も子どももみんな音楽学校に行きますよ。どんな田舎の町にもあります。」
-音楽学校というと、中学校とか、高校とか、専門の?
「いいえ、普通の学校とは別に、週に2回、1回2-3時間くらい通うのです。最初はソルフェージュをみっちり習って、その後和音、移調も勉強します。あと、音楽史ですね。」
-ずいぶん本格的ですね。
「ええ、移調を習っているので、楽譜を自分で書き直して、サックスで合奏ができます(サックスは、楽譜上の「ド」を吹いても、実際には違う音が出ます)。」
-費用はどれくらいかかるんですか?
「最近高くなってきたので文句を言う人もいますが、1年間で100ユーロくらいです。」
-それは安いですね!

日本との音楽環境の違いにとても驚きました。「ソルフェージュ」というと、高い月謝を払ってやる「お稽古」で、プロの音楽家を目指す人だけが習う物だと思っていました。それを、年間約13,500円という破格の値段で受けられるとは・・・。

新居でのドタバタの後(こちらも妻のブログをご覧下さい)研究室に行くと、学生のB君と先週末に行われた”Marktrock”の話になりました。

「先週のロックフェスティバル、見に行った?」
-うん、行ったよ。金曜日は”A Brand”と、土曜日は”Selah Sue”が良かったな。B君は?
「金曜日は18:00から最後まで、土曜日も19:00から最後まで会場にいたよ(両日ともに終わったのは1時頃でした)。」
-すごいね! ずっと立ちっぱなし?
「そうだよ。当たり前じゃん。」
-お酒飲んで大騒ぎした?
「ううん。金曜はちょっと飲んだけど、土曜は全然飲まなかったよ。」
-!!!

ロックコンサートの会場でお酒を飲まないなんて、ビールを飲まずに野球観戦するようなものです。しかもずっと立ち見だなんて、何てストイックなんだ! よっぽど音楽を聴くのが好きで、飽きないのだなと思いました。

ここルーヴェンでは、毎週末野外で市民吹奏楽団のコンサートが開かれ(H氏が演奏しているのも2回見ました)、あちこちで路上ライブをやっています。しっとりしたクラシックでも、エレキギター片手に絶叫していても、マニアックな鐘楼コンサートでも、必ず観客がいます。また、プロかと思うほど上手な人も少なくありません。ちゃんと比較した訳ではありませんが、演奏技術も、音楽に対する情熱も、日本よりかなり上なのではないかと思いました。それが、H氏の言う「みんな」が通える音楽学校があるからなのか、そもそもB君のような音楽好きが多いからなのか、それともルーヴェンが特別なのか、興味が湧いてきました。

2009/08/16

ベルギービール・ラリー(2009年8月16日分)

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1. カフェで飲んだ”Gildenbier”. カラメルの香りはするけれども甘ったるくない。色が濃いこともあり、日本の黒ビールを飲んでいる感じで懐かしかった。
2. “Gulden Draak”. ちゃんと調べていないが、ラベルの通り「黄金の龍」という意味だと思う。アルコールとカラメルの香り。飲んでみるとかなり甘く、苦みもしっかりしている。アルコール度数10%超なので、喉越しもちょっと熱い。〆に飲むにしても、ちょっと甘すぎるかな、と感じた。

これまでに飲んだのは104種類。

ベルギービール・ラリー(2009年8月15日分)

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1. “Marktrock”は盛り上がって大変楽しかったが、唯一不満だったのが、会場の出店では”Stella Artors”, “Hoegaarden”, “Belle Vue Kreik”の3種類しか飲めなかったこと。Leuvenの地元醸造メーカー”InBev”が企画を後援していたからだと思う。物足りなかったので、寮に帰ってきた飲んだ“Affligem Blond”. ほんの少しホップが香り、飲むと甘みが感じられ、飲みやすい。後に苦みとちょっとした酸味が残る。ブロンドエールにしては軽めな感じがする。推奨温度8-10度となっているが、もっと冷やしてグイグイ飲んでも美味しいかもしれない。
2. “Bush”. 「ベルギーで最も強いビール」と銘打っているだけあり、プンとアルコールの香りがする。その他にカラメルの甘い香り。飲んでみるとそんなに甘ったるくなく、しっかりした苦みがある。重い飲み口ではないけれど、飲み込むと喉がかっと熱くなって、アルコール度数の高さを実感する。

これまでに飲んだのは102種類。

ロックだぜ! Leuven!!(第2夜)

昨日に続き、”Marktrock”に出かけてきました。まずは、前座で出てきた「ポイ捨てをやめよう!」キャンペーンの着ぐるみたち。地面を見てみると、効果の程がよく分かります(笑)。
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続いて出てきたのが、女性シンガーのSelah Sue.
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妻が郵便局でもらってきた情報誌の表紙を飾っていました。有名なのかと思い、見てみることに。だみ声と言っても良いくらいの太い声で、かわいらしい容姿とのギャップが印象的。訛りの強い英語で時にはしっとり、時にはラップのようにたたみかけるように歌い、何とも言えない不思議な雰囲気でした。ギター一本なので少々迫力には欠け、歌詞もちょっと難解らしく(「罪って何か知ってる?それは自由だという事よ」だとか・・・)、みんなでワイワイ聴くというよりは、一人じっくり部屋で聴きたいタイプの歌手です。今度iTunesでダウンロードしてみたいと思います。

お次はBart Peeters.
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男性6人のグループで、ボーカルがおじさんなので、妻は「サザンみたい」と評していました。サザンと同じく大人気のようで、子どもからおじいちゃんまで、一緒に歌ったり、手拍子したり、ウェーブしたりで大盛りあがりでした。曲はカントリー、バラード、フラメンコ調のものからマイケルジャクソンのものまね(!)まで、とにかく多様で飽きさせません。私も妻も、周りの人と一緒に歌って盛り上がりました。後で近くの人に聞いたところによると、ボーカルの人は毎日テレビのショーに出ているような人で、エネルギッシュで人気があるそうです。

お次は女性DJのLa Fille d’O.
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冊子には下着姿の写真が掲載されており、周りの人に聞くと「エロい格好でDJする」ということなので、結構期待しました(笑)。が、格好は普通で、選曲が良くないのか、今ひとつノリが悪いです。観客もどんどん帰って行きました。これだったらピストン西沢の「きみまろMIX」の方が良いな、ということで、途中で抜けて帰ることにしました。

帰りにVis Markt(魚市場)で一休み。屋外映画館になっていて、ソウルミュージックに関するドキュメンタリーをやっています。
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数百人が地面に座り、静かにじーっとスクリーンを眺めているのはちょっと異様な感じです。ライブ会場でも感じましたが、こちらの人は意外におとなしいです。ライブ会場でも、歌手に合わせて歌うことはあっても、酔っぱらって奇声を発するような人はほとんどいません。押し合いへし合いになって危ない思いをすることもありません。何しろ、ライブ会場にベビーカーに乗せて赤ちゃんを連れてくるくらいですから。まだ深く付き合ったベルギー人がいる訳ではないので、本当のところはどういう国民性なのか、興味が深まりました。

金曜、土曜と、ライブを楽しみ、ベルギー人の人間観察もできて、充実した週末になりました。

2009/08/15

ロックだぜ! Lueven!!

今日と明日、”Marktrock (市場ロック)”という企画が開催されています。Oude Markt(旧市場)とVIs Markt(魚市場)の2カ所で屋外ライブがあり、その他2カ所に屋外DJブースが設置されています。全部入場無料なので、今日はOude Marktで2組のアーティストを見てきました。

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1. “Belgian Asociality”というパンク?バンドです。ひょっとしたらデスメタルというやつかもしれません。「ベルギーの反社会」という名前の通り、だみ声で絶叫していてなかなか過激な感じです。私は書類を作るときに”Pantera(ヘヴィメタル)”や”Dream Theater(プログレッシブメタル)”を好んで聴くので(体が動いて書かざるを得ない感じになるんです)、結構好きでした。いかんせん、17時と時間が早すぎ、酔っぱらいも少なすぎて盛り上がりに欠けていましたが。
2. “A Bland”という正統派ロックバンドです。20時半前に会場に着けるよう家を出ましたが、人が多すぎて21時頃まで会場に入れませんでした。会場は身動き取れないほどぎゅうぎゅうです。ライブが始まると、歌詞を絶叫している人が結構いて、人気バンドのようです。妻と一緒にタテ乗りして楽しみました。
3. 教会の前にDJブースが設置されていました。日本で言えば、「お寺ディスコ」といった感じでしょうか。ここに来る前は、何となく「ヨーロッパ=クラシック音楽」というようなイメージがあったのですが、そういう感じはあまりしません。今回のライブには、赤ちゃん連れの夫婦からお年を召したカップルまで幅広い層が来ていて、どちらかというとロック系の音楽が好まれているような気がします。

どの会場でもそうでしたが、熱狂的なファンが絶叫したり飛び跳ねたりしているかと思えば、ステージに背を向けておしゃべりに興じる人も結構いて、「せっかくのライブだから楽しまなきゃ」という力みが感じられず、皆好き勝手に振る舞っているように感じました。この緩さが、ベルギーの良いところです。道路がこぼれたビールでべとべと、ゴミだらけなのには辟易しますが。

2009/08/12

ベルギービール・ラリー(2009年8月12日分)

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1. 近くのブラッセリーにて(良い店だったので、折を見て改めて紹介します)。”Quintine Saison 2000”. あまり香りはしない。飲んでみると、ちょっとした酸味と、苦い後味がある。飲みやすいが、瓶の見た目から期待したほどおいしくはなかった。
2. 記念すべき100種類目。”Kwak”の樽生。香りは芳醇ではないが、飲んでみると甘みがあって濃い。かといって甘ったるくはなく、バランスが良くてスッキリ飲める。日本でも樽生が飲めるだけあって(デリリウムカフェトーキョーなど)、なかなかうまい。なお、このグラスは馬車の上でも飲めるようにデザインされた、という話を聞くが、今ひとつ馬車の上でもOKな理由が分からなかった。せっかくなのでネット検索してみると、「馬の上でも飲めるように、馬具にグラスを吊り下げられる形にしたんだそうです。グラスのくびれた部分にヒモをまわして吊り下げるわけですね~」という記述が。のんびり馬に乗りながらビールを飲むなんて、何とも優雅な話だ。

これまでに飲んだのは100種類。

2009/08/11

ベルギービール・ラリー(2009年8月11日分)

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本日は近くの安いカフェで夕食。
1. “Rodenbach”. 色からしてブラウンエールかと思ったが、香りがお酢っぽくて驚いた。味も酸味が強い。でも、まろやかなのでとても飲みやすい。お酢ドリンクを飲んでいるかのよう。
2. “Barbar”. ホップやコリアンダーの香りがして、飲み口も濃い。香りや味が濃いのは好みだが、ちょっと甘すぎる。残念。
3. ベルギーに来て2回目の”Orval”. これまで結構飲んできたが、このビールは他に似ている銘柄がなく、個性が突出している気がする。私は好みだが、妻は苦手のよう。しきりに「やっぱりアラブの香りだ」と連発していた。

これまでに飲んだのは98種類。

Twitterでリアルタイム人力検索

「ブログとチャットを足して2で割った」と評されるTwitterを試してみました。何回か「つぶやいて」みましたが、反応はなし。特定の誰かのつぶやきを追いかけるのも面倒だし、mixiと同じく続きそうにはありません。

でも、Twitterのリアルタイム検索は面白いです。試しに”beer”で検索して5分間放っておくと、114の「つぶやき」が追加されました。約2.5秒に1回、どこかで誰かがbeerに関する何かをつぶやいていることになります。このリアルタイム検索は、「今」を検索するという点で画期的なのだと思います。さらに、今自分がつぶやいた問いに対して、誰かが即座に回答してくれる機能が追加されれば、情報検索におけるちょっとした革命になるのではないでしょうか。

リアルタイム検索も含め、現在の機械検索では、自分の求めている情報そのものを得るのは難しいと思います。例えば、「夏の暑い日にピッタリの、甘くない、でも香り豊かなベルギーの小麦ビール」をキーワードにGoogle検索を行っても、ピッタリのビールが見つかるとは思えません。一方、「はてな」などの人力検索だと、求めていた答えが得られるかも知れませんが、即座に回答を得るのは難しいでしょうし、コストがかかることもあります。

その点、Twitterなら無料ですし、リアルタイム検索の技術を応用すれば、回答を即座に表示するのも難しくないのではないかと思います。4月25日時点で、Twitterの利用者は1900万人ということですから(http://jp.techcrunch.com/archives/20090424twitter-eats-world-global-visitors-shoot-up-to-19-million/)、そのうち1%の人がオンラインで、そのうち1%の人が問いかけを見て、そのうち1%の人が回答をつぶやいたとして、19件の回答が得られることになります。問いかけの内容によると思いますが、知らない土地で、知らない人に「駅はどっちですか」と聞くのと同じような感覚になるのではないでしょうか。このようなサービスが実現したら、積極的にTwitterを使うようになると思います。専門的な問いに回答して、自分をアピールするチャンスにもなるでしょうし。

飲みたいビールについては、人力検索に頼ることはなさそうですが。

2009/08/09

ベルギービール・ラリー(2009年8月9日分)

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本日は運動不足解消のため、サイクリングに出かけた(と言っても、往復で10 kmちょっと)。途中で寄った2軒のカフェで飲んだビール。

1. 小さな集落にある1軒目のカフェで。”Viuex Temps”. ほんの少し果実の香りがして、飲んでみると酸味もある。飲みやすいけれど、今ひとつ印象が薄い。
2. 2軒目で飲んだ”Haecht Witbier”. 小麦ビールにしては香りも味も薄いが、バランスが良いのか水っぽくなくてうまい。香りが華やかな小麦ビールが好みだが、別のおいしさを知った気がした。
3. 同じく2軒目の”Adler”. 泡がきめ細かくて見た目が美味しそう。ホップの香りが強く、飲んでみるとちょっと甘みがあり、後に心地よい苦みが残る。アルコール度数6.5%とちょっ高めだが、重くなくて飲みやすい。ベルギーに来てから飲んだラガーでは一番うまい。

これまでに飲んだのは95種類。

(8月10日追記)
夕食後に散歩に出かけると、市庁舎前の広場でロックコンサートをやっていた。10時過ぎでも大音量で結構な盛り上がりっぷり。屋台が出ていて、"Kessel 69"を売っていたので即購入。濃い黄金色で「ゴールデンエール?」と思ったが、飲んでみるとしっかりしたカラメル香があり、ダークエールの味わい。樽生ということもあり飲みやすいが、甘い香りがちょっと鼻につく。8月2日に飲んだKessel Blondの方が好み。

これまでに飲んだのは96種類。

2009/08/08

ベルギービール・ラリー(2009年8月8日分)

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1. “La Chouffe”. 同僚が「毎週末家族で飲んでいる」と言っていたので、買ってみた。豊かなホップの香りがして、味にはしっかりとした苦みがある。これだけだと単なる飲みやすいビールみたいだが、言葉にできない複雑な味わいがあり、かなり美味しい。妻は、「コクはあるが華やかすぎず、後味がまろやかでベルギービールらしい」と評していた。
2. “Corsendonk”. ほのかな柑橘系の香り。飲むとしっかりと炭酸が効いている。はっきりした酸味があり、苦みはLa Chouffeよりも弱い。全く違うタイプだが、こちらもサッパリしていて美味しい。

休日に美味しいビールが飲めて幸せ。これまでに飲んだのは92種類。

ルーヴェン銀行事情

こちらの買い物では、銀行のキャッシュカードを利用したDebit払いか、”Proton”というサービスを利用することが多いです。また、銀行口座がないと、日本からの仕送りを受け取れません。今回は、銀行口座開設と、関連するあれこれを紹介したいと思います。

1. どの銀行にするか
ベルギーの銀行に関しては、何の予備知識もありませんでした。以前紹介した『ベルギー生活便利帳』を見ると、INGという銀行だと、住民登録完了前でも、賃貸契約書があれば銀行口座が開設できると書いてあります。また、行員が英語で応対してくれ、しかもブリュッセルには日本人の行員もいるとのことです(連絡先も載っています)。いざというときは日本人行員にいろいろ聞ける、ということもあり、INGで口座を開くことにしました。なお、INGの普通口座”Green Account”は年間30ユーロの手数料を取られますが、カスタマーサービスを利用できるということなので必要経費と考えることにしました。

2. 口座開設に必要な書類
念のため、INGの日本人行員にメールで必要書類を問い合わせたところ、アパートの賃貸契約書でも大丈夫とのこと。そこで、アパートの賃貸契約が済んでから、賃貸契約書、パスポート、労働許可証、ルーヴェンカトリック大学発行の契約書(研究員として受け入れる、という内容です)、大学の身分証明証を用意し、ルーヴェンの目抜き通りBondgenotenlaanにあるINGの支店に向かいました。受付で「口座を開きたい」と申し出ると、「住民登録カードはあるか?」との問い。「今はないが、アパートの契約書でも大丈夫と聞いている」と言うと、「それでは受付できない。住民登録カードか、市役所が発行した書類が必要」との回答。日本人行員に確認してあったので、『ベルギー生活便利帳』を見せつつ、「ここにはINGの日本人行員のアドレスが書いてある。この人に聞いたら、確かにアパートの契約書でもOKと言っていた」と食い下がりました。その後受付嬢が上司に相談しに行き、しばらくして「では奥で口座開設を承ります」とのこと。受付嬢が必要書類を勘違いしていたのか、それとも根負けして特別に認めてくれたのかよく分かりませんが、とにかく口座を開設できることになりました。なお、口座開設に際しては、上に列挙した全ての書類のコピーを取られました。

3. 銀行員はとてもラフ
奥に通されると、Tシャツ姿(もちろん私服)の係員が対応してくれました。日本の銀行では考えられない程ラフな格好だったので驚きました。申込み書類に必要事項を書き込み、サインし・・・と手続きは順調でしたが、口座の種類や、費用に関する説明が全くありません。気になって聞いてみると、「今手続きをしているのはGreen口座で、年30ユーロの手数料が掛かります」とのこと。事前に知っていたのと同じだったから良かったですが、こちらが聞かなければ何の説明もないまま手続きが終わってしまうところでした。また、後から気がついたのですが、キャッシュカードの発行や”Maestro”サービス(EU圏内で、ATMやDebitサービスを手数料無料で利用できる)に関する手数料の説明がありませんでした。しつこいようでも、何のサービスがあるのか、どれくらいの手数料がかかり、いつ引き落とされるのか、ということをいちいち確認した方が良かったな、と後悔しています。

4. 口座は共同名義で
日本ではどうか知りませんが、ベルギーでは口座の名義を夫婦共同にすることができます(『生活便利帳』に詳しく書いてあります)。今回、「二人の名義にしたい」と言ったら、何枚かの書類にサインさせられ、キャッシュカードを2枚発行してくれることになりました。手続きが一回で済み、一つの口座でお金の管理をできるので便利です。

5. “Current account”と”Saving account”
口座開設の手続きが一通り終わると、係員が二つの番号を示しつつ、「こちらが”current account”の口座番号で、こちらが”saving account”の口座番号です。saving accountの方が利率が良いので、毎月50ユーロがcurrent accountからsaving accountに移されます」と言いました。よく分からなかったのでポカンとした顔をしていると、もう一度説明してくれたのですが、お金がない場合は50ユーロの移動は行われないということと、savingからcurrentにお金を戻すことはできる、ということしか分かりませんでした。後でdebitサービスを利用すると、currentの方から引き落とされました。currentは当面の生活資金用、savingは余剰分用、ということなのでしょうか。

6. トラベラーズチェック換金は時間がかかる!
口座開設の時に、日本から大量に持ってきたトラベラーズチェックも持参しました。防犯上、部屋に置くのも嫌だったので、全て換金することにしました。口座を開設したので、額によらず全て受け入れてもらえましたが、口座に入金されるまでに”couple of weeks”がかかるとのこと。後でネットバンキングで確認すると、「15営業日かかります」と書かれていてビックリ。たかが換金するのになぜそんなに時間がかかるのでしょう?今に至るまで口座には入金されておらず、海外キャッシュカードで生活資金を引き出しているので、トラベラーズチェックを持ってきた意味があまりありませんでした。

7. “Bancontact”と”Proton”
Bancontactは日本でもあるdebitサービスです。店で会計するときに、読み取り機にカードを入れて暗証番号を打ち込むと、直接current accountからお金が引き落とされます。面白いのは、余分に支払っておつりを現金で受け取れることです。例えば、30ユーロ買い物して、Bancontactで130ユーロ払い、100ユーロを現金で受け取る、ということです。スーパーの自動精算機にも同様の機能がついています。ATMに行くのが面倒な時に便利なのでしょう。一方、Protonは日本のSuicaにあたるサービスです。銀行のATMでcurrent口座からチャージし(こちらではLoadと言います)、会計時に読み取り機にカードを入れて使います(タッチ式ではありません)。こちらは支払額の確認のみで、暗証番号の入力は必要ありません。

8. ATMは故障しがち
INGのATMが、営業時間内なのに使えないことが1週間の間に2回ありました。また、カードが吸い込まれたまま戻ってこないことが1度ありました。受付嬢に言ってカードを返してもらいましたが、パスポートの提示を求められて焦りました(その時は持ってなかったのですが、口座開設で揉めて以来顔見知りなので大丈夫でした)。INGのATMが使えず、仕方なくNaamsesteenweg(中心部から外れた南の方です)にある別の支店に行ったところ、ここでは窓口で入金する形式でした。受付も感じが良く、ATMじゃないので故障の心配もないので、最初からこちらで口座を開設すれば良かった、と思いました。なお、ING以外のATMも良く「現在使用できません」という表示が出ています。日本のものよりもできが良くないのか、数が少ないので故障が目立つのかよく分かりませんが。

(8月12日追記)

9. ネットバンクは当たり前
INGの場合、グリーンアカウントの口座を開設すると、その日からネットバンキングが使えるようになります。このサービスは手数料無料で、日本の銀行にはない魅力です(『便利帳』によると、他の銀行でも同様のようです)。このネットバンキングサービスと、ATMの手数料が時間や銀行によらず無料なところが、ベルギーの銀行の良い点でしょうか。

※トラベラーズチェックの換金分が、15営業日を過ぎても一向に口座に振り込まれないので、昨日支店に行ったり、電話したり、メールしたりして連絡を取ってみました。ようやく掛かってきた電話によると、「担当者がバカンスで手続きが遅れている。明日の夕方までには手続きを終える」とのこと。バカンスが遅延の理由になるのか?とかなりびっくり(というかあきれました)。本日、ようやく振り込まれましたが、こちらからコンタクトしなければいつになった事やら。日本の銀行とはまるで違う、ということを改めて思い知らされました。

2009/08/07

ベルギービール・ラリー(2009年8月7日分)

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1. 近くのインド・ネパール料理屋”Base Camp”で飲んだ”Gorkha”. ネパールのビールで、ラベルにナイフが2本あしらってあるところを見ると、「グルカ兵」のグルカらしい。いかにもアジアらしいサッパリとしたラガー。悪くないけど、ベルギーで飲むにはちょっと物足りない感じ。
2. “Duvel”. 専用グラスで出てきたが、あまり香りを感じない。炭酸が強めでスッキリ飲めるが、せっかくアルコール度数8.5%のストロングエールなのだから、もう少し飲み応えがあっても良いかなと感じた。
3. 寮に帰って飲んだ”Rochefort 10”. アルコールと、チョコレートのような、コーヒーのような香り。飲んでみると、甘みと、それに続くしっかりとした苦み。これぞお酒、という感じ。2日連続で「酸っぱい」ビールを飲んだので、久々にビールの味わいを堪能した気がした。

これまでに飲んだのは90種類。

2009/08/06

ベルギービール・ラリー(2009年8月6日分)

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1. “Desperados”. フランス産のテキーラ入りビール。「ならず者」という意味らしい。今日は29度とこちらにしてはかなり暑かったので、南国っぽいイメージのラベルに期待しつつ開栓。飲んでみると・・・甘い。テキーラの風味でガツンと来る味を予想したのだが。裏を見ると、ガムシロップと砂糖入り。完全に名前負けしている。
2. “Pirrat”. ラベルからも想像がつくように、「海賊」という意味。裏面には”Extra Strong Beer”と書かれている。名前通りの味かと期待して開栓すると・・・酸っぱい匂いがする。かろうじてビールらしい味は残っているが、昨日のAugstjinと同じく、発酵しすぎた感じ。同じ店で買ったものなので、店の保管状態が良くないのかもしれない(某フランス系大手スーパーです)。今度は別の店で買ってみよう。

これまでに飲んだのは88種類。

2009/08/05

ベルギービール・ラリー(2009年8月3日・5日分)

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1. 3日の夕方、スタッフの誕生パーティで飲んだ”Cristal”。飲みやすいラガービール。MaesやPalmよりずっと良いと思う。ちなみに、ベルギーでは誕生日を迎えた本人がパーティを企画し、飲み物やおつまみを用意する習慣がある。この日も、本人がCristalを2ケース、赤ワインを3本、カクテル”mojito”用のラム、シロップ、ミント葉を全て自前で用意していた(なお、この日はカメラを持っていなかったので、写真はflickrで拾ったものです)。
2. 本日飲んだ”Carlsburg Elephant”。普通のラガーかと思ったら、アルコール分7%以上で結構しっかりした味。おいしいけど、この日はかなり暑かったので、一杯目に飲むにはちょっと重かった。
3. “Vedett Extra White”。結構好きな味なので、日本でも何回か買って飲んだ。麦の香りとほのかな柑橘の香り、酸味の効いたサッパリとした味でおいしい。けど、同じ小麦ビールなら、Brugs WitbierかBlancheの方が好み。
4. “Augustijn”。開栓したとたんに吹き出し、1/4くらいこぼしてしまった。同時に甘い香りが広がり、これは飲み応えがあるかも、と期待した。飲んでみると・・・ん?酸っぱいぞ。しかも、それ以外の味わいがあまり感じられない。瓶が結構汚れていることからすると、古くなって瓶内の2次発酵が進みすぎたのかも(それで酸っぱくなるのかどうかは知らないけど)。頑張って全部飲むか、それとも捨てるか迷いつつブログを書いている。

これまでに飲んだのは86種類。

2009/08/03

ベルギービール・ラリー(2009年8月2日分)

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本日分は全て”Hapje-Tapje”にて飲んだ樽生。
1. “Kessel Blond”。写真を取り忘れたので、他の人の分を盗撮(おじさんが持っているのがそうです)。泡がクリーミーで爽快な香り。アルコール度数7.5%を感じさせない軽快さ。寒い日だったけど、ごくごく飲めた。
2. “La Trappe isid’or”。メニューに”Primeur voor Leuven!”と書かれていたので、Leuven限定かと思い飲んでみた(実際には、ルーヴェンで初開栓、みたいな意味らしい)。ホップが効いていて好み。ベルギービールかと思ったら、7軒目のトラピストでオランダ産とのこと。
3. とても美味しかった”Saison Dupont”と同じ醸造所の”Moinette Bruin”。飲んでみるとリンゴのような爽やかな香りがと酸味が・・・あれ?ブラウンビールらしいカラメル香や甘みがあまり感じられない。もしかしたら、”Bruin”が”fruits”と聞き間違えられて、”Bio fruits”を出されたのかも。まあ、この日一番のビールだったので問題なし。
4. Achilles醸造所の”Serafijn Grand Cru”。テントに”Micro Brewery”と紹介してあったので、ベルギーの零細醸造所ってどんな?と思って飲んでみた。濃厚なホップの香り(Golden Aleのものとは違う)、味も甘くて濃厚、でもしつこくなくて飲みやすい。〆に良い。

これまでに飲んだのは82種類。

ビール市場2009 in ルーヴェン

いつもの日曜日だと、Leuven市内の店の多くは閉まっていて、人通りもまばらです。けれども、8月2日の昼過ぎに散歩していると、中心部にはものすごい人出があり、出店もたくさん出ていました。

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後から調べてみると、”Hapje-Tapje (ハプェ-タプェ; hapjeは軽食、tapjeは辞書に記載無し)というイベントでした。毎年8月の第1日曜に開かれているそうです。出店の他に、サンバのリズムを奏でながら行進する中学生(高校生?)や、艶めかしいベリーダンスを披露する女性達、そしてビールをこぼさずにいかに速く走れるかを競う”Bar man race”など、出し物も盛りだくさんでした(ちなみに、中学生はプロ顔負けの腕前で、この日一番の喝采を浴びていました)。

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そして何よりも素晴らしいのが、その名も”Biermarkt(ビール市場)”という会場です。普段から学生のたまり場として知られている”Oude Markt”に屋台が建ち並び、50種類以上のビールを1杯2-3ユーロで飲むことができます。しかも、樽生(van ‘t vat; from the barrelの意)も結構あります!メニューをゲットしたので、下記にリンクしておきます。

http://docs.google.com/fileview?id=0B4-TegXbwHgBN2ZjMTNkMjYtMTEzOS00YTJlLTk5MzMtNzg0N2Q2YTU3ZTMw&hl=en

ビール好きの方がルーヴェン観光に来るのであれば、この日を逃す手はありません。私は今回4種類しか飲めなかったので、来年は体調を整え、万全の体制で挑みたいと思います。