1. ルーヴェンは自転車の街
ルーヴェンは環状道路に囲まれた、長径約2.3 km、短径2 kmの楕円形の街です。徒歩で歩き回るには少々大きく、一方通行が多いので車では移動しづらいです。また、住人の多くが学生ということもあって、「自転車の街」と言っても過言ではないほど自転車が多いです。
2. 新品自転車を手に入れるには
日本であれば、一万円くらいのママチャリを買えば十分です。でも、ここルーヴェンではなぜか自転車がとても高いです。今まで見た中で一番安かったのは、左の”Leuven Map”でも紹介しているスーパー”Aldi”で見た、子ども用MTBに毛が生えたような199ユーロ(約2万7千円)のチャリです。普通の自転車屋では、下の写真のようなフロントサスペンション、18段変速といった「オーバースペック」の自転車が399ユーロ(5万円以上!)で売られています。
3. 中古自転車のレンタルサービス
5万円以上の自転車を学生全員が買える訳ではないので、学生向きのレンタサイクルサービス “Velo”があります。KULeuvenの学生であれば、年間37ユーロで中古自転車を借りることができます。ただし、自転車の種類や質の選択肢はあまりなく、ギーコギーコ音がなるような自転車に乗っている学生をよく見かけます。また、私も妻も学生ではないので、借りるには年間64ユーロ掛かってしまいます。なお、Veloに関してはGoogleで”kuleuven velo”をキーワードに検索すると、詳細情報が見られます。
4. 中古自転車をゲット!
新品を買うと高いし、かといってVeloで借りても割高だし、と迷っていたところ、ある日通りかかった自転車屋で中古自転車を売っているのを見つけました(左記Leuven Mapの自転車マークの店です)。値段を聞いてみると、フロントサスペンション、シートサスペンション付のものが100ユーロ、ちょっと小さめのMTBが45ユーロとのことです。2年間使うことを考えればVeloよりも得なので、即決で購入しました。ロックチェーン4本、MTB用の荷台を合わせて全部で200ユーロだったので、結構お得だったのではないかと思います。購入した後、シートの固定不備(直後)とパンク(1週間後)で再訪したところ、無料で直してくれたので、その点も良心的だったおと思います。ひょっとすると、Velo用に修理していたのを横流ししたので安かったのかもしれませんが・・・。
5. 自転車にも「左ハンドル」が・・・
購入した自転車に乗って驚いたのが、左右のブレーキが日本と反対で、左が前輪、右が後輪のブレーキになっているということです。どうしてだかよく分からなかったのですが、最近ではハンドサインを出しやすいからではないかと思っています。こちらは自転車も車も右側通行なので、右折よりも左折の方が要注意です。自転車が左折する時は、左手を水平に出し、後続の車に知らせてから曲がります(ベルギー人にとっては、このようなハンドサインを出すのが普通のようです)。このとき、何かあってもすぐ止まれるよう、右が後輪ブレーキになっているのだと思います(前輪ブレーキだとひっくり返ってしまうので)。
6. いろいろな子ども用オプション
ルーヴェンは学生の街ですが、子ども連れの家族をよく見かけます。子どもが3人ということも珍しくありません。そのためか、子どもを乗せるオプションも豊富です。下記の写真にあるのは、自転車本体に子ども用シートが装着されていて、さらに子ども用馬車(?)ついているパターンです。馬車は最大で2人乗れるので、自転車1台で子ども3人を運べることになります。日本でもこれを導入すれば、3人乗りを規制する、規制しないで揉めることもなく、安心して子どもを連れて行くことができると思います。
もう少し子どもが大きくなると、馬車の代わりにミニ自転車をつなげるパターンになります。写真がないので説明しづらいのですが、子ども用自転車の前輪とハンドルを外して、その部分を親の自転車の後ろの連結したようなイメージです。1人で自転車に乗る練習、ということなのでしょうか。その他にも、日本と同じように親の前と後ろに1人ずつ乗るパターンも見かけます。こちらの人は体が大きくてパワフルなので、危なっかしい感じは全然しませんが。
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