2009/07/31

ベルギービール・ラリー(2009年7月31日分)

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1. ポーランド産のビール”Zywiec”。値段が安いので(確か0.5ユーロくらい)、どんな味か心配したが、日本のビールみたいで飲みやすい。日本で輸入したら売れそう。
2. “Gordon Xmas”。クリスマスシーズンに醸造されたスペシャルエール(ただし、いつのクリスマスかは不明)。濃くて甘い。味はおいしいが、もっと香りが華やかな方が好み。

これまでに飲んだのは74種類。

さて、今回はビール関連の情報を2つ。まずは、ブログの紹介から。

http://blogs.yahoo.co.jp/brillat_savarin_1

この方、世界中のビールを669種類飲んで、そのテイスティングノート、名前の由来、関連する社会情勢など、大変詳しく書いてらっしゃいます。しかも、参考文献をその都度記載してあるので、情報に信頼感があります(本職は研究者?)。ビールのことで分からないことがあったら、このページを検索すれば良いのでは?勝手にリンクして良いのか分からないけど、あまりにすごいので紹介しちゃいました。

お次は、オランダの”Beerbike”。ビールを飲みながら自転車を漕いで、アムステルダムの街中を流すというサービスです。

会社のホームページを見ると、約500ユーロで、先導役のドライバーと30リットルのビールがついて、2時間この自転車を貸し切りにできるとか。しかも、カラオケ付の”Karaoke Bike”というサービスもあります。このサービスで、親しい仲間と飲んでバカ騒ぎしたら最高でしょうね。20人くらい人を集めなければならないのですが、何とかベルギー滞在中に体験したいと思っています。

ベルギービール・ラリー(2009年7月30日分)

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本日は、同じ宿舎にいる日本人の先生と飲み歩いたので、一日で5種類飲んだ(ビール以外にワイン、ウイスキー、ジェネバ(オランダ焼酎)を一杯ずつ)。
1. 大学の学生食堂で飲んだ”De Koninck”。しっかりした味だけど、しつこくなくてうまい。
2. 同じく大学の食堂で。地元でしか飲めないという”Bierbeekse”。さっぱりとした飲み口の後に、薬草のような香りがする(何かの香りなのだが、うまく言葉で表現できない)。そのバランスが絶妙で美味しい。
3. 夕食を食べた中華食堂で飲んだ青島ビール。思ったよりもしっかりした味で、単体でもなかなかいける。もちろん、中華料理には良く合う。
4. 3軒目のバーで飲んだ”Hapkin”。たぶんブロンドビール。Leffe Blondeよりも美味しい気がしたが、酔っていたので自信がない。寮の近くにあるバーなので、再度トライしたい。
5. 妻に好評の”Mort Subite”シリーズのGueuze。程よい酸味が効いていて、ジュースっぽくなく、シリーズの中では一番好み。調べてみると、Gueuzeは新しいランビックビールと熟成させたものをブレンドして作ったものということで、果実分は含まれていないみたい。道理でジュースっぽさを感じなかった訳だ。

これまでに飲んだのは72種類。

2009/07/29

ベルギービール・ラリー(2009年7月29日分)

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1. 近くのバーで飲んだ”Belle-Vue Kriek Extra”。普通のBelle-Vue Kriekより甘ったるくなくて美味しい。
2. “Stella Artois”の生ビール。今日は結構暑かったので、日本の「生」を飲んでいる感じでうまかった。
3. 寮に帰ってきて飲んだ”Maredsous Brune”。香りはそんなに悪くないが、後味がしつこい感じであまり美味しくない。

昨日飲んだ”Angel”は7月7日にも飲んでいたことが分かったので、これまでに飲んだのは67種類。

2009/07/28

ベルギービール・ラリー(2009年7月28日分)

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本日は、チェーンのスーパー、”Delhaze”のプライベートブランドビール。3本合計で何と2.2ユーロ! さて、お味の方は・・・?

1. “Bier op gist”。直訳すると、「酵母の上のビール」という意味。250 mlで0.45ユーロと破格だが、妙な酸味がしてそれなりの味。
2. “Witbier rose”。「ロゼの小麦ビール」という意味。甘ったるくてジュースそのもの。フルーツビール好きの妻も、「変な後味がする。今まで飲んだ中で一番まずい」と言っていた。
3. “Angel”。”Strong Blond Ale”とビンに書かれているので、スタイルは一昨日、昨日のんだ”Tripel”と同じだと思う。が、味は全く別物。こちらは、アルコールとカラメルの香りが調和せず、別々にツンと臭う感じで、味も酸味、甘み、苦みがバラバラな感じ。

「安かろう、悪かろう」を痛感した一日。何はともあれ、これまでに飲んだのは66種類。

2009/07/27

渡航準備 - 車の処分編

私はダイハツのコペンという車に乗っていました。結構お気に入りだったのですが、ベルギーに持って行くのも大変ですし、かといって2年間の赴任期間中放置しておくのももったいないので、売却することにしました。

1. どの業者に売却するか
私は車に関する事務手続きに疎いのですし、渡航準備で多忙でしたので、オークションなどで個人的に売買するつもりはありませんでした。中古車業者比較サイトに載っていた2社と、船便を依頼した際にもらったチラシにあった「JCM」という業者に査定を依頼し、結局JCMに買い取ってもらいました。決め手は、JCMが海外赴任者サポートを前面に打ち出していて、渡航直前にこちらの指定する場所で買い取ってくれる点です。私は、渡航前日に自宅に来てもらい、その場で査定、買い取りの手続きをしました。翌日には銀行口座に買い取り金額が振り込まれました(当日現金で受け取ることもできます)。買い取り金額も、上記2社の査定と大差なかったので、その点も良かったです。あと、買い取り金額に応じてANAのマイレージをチャージしてくれたり、変圧器をプレゼントしてくれたりするサービスもあります。
(※左の検索窓で”JCM”と打ち込んで検索すると、広告の一番上に「車買取の・・・」という名前で出てきます。検索結果の一番上にある「【海外赴任サポート・・・】」も同じ会社だと思いますが、確認していません。)

2. 自動車保険の中断
JCMの営業マンに教えてもらうまで気がつきませんでしたが、自動車を手放す際に、保険会社に「中断証明書」という書類を発行してもらわないと、再度保険に加入する際に等級が元に戻ってしまうそうです。日程に余裕がある場合、この手続きもJCMがサポートしてくれるみたいです。しかし、私の場合は渡航直前だったので、自分で保険会社に電話し、親に手続きを委任する手はずを整えました。なお、sony損保の場合、委任できるのは「同居している家族のみ」なので、注意が必要です。

ベルギービール・ラリー(2009年7月27日分)

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1. “Chapeau Banana”。名前の通り、バナナの香りが強い。味はそれほどバナナっぽくはないが、甘いのでちょっとジュースっぽい。
2. “Maredsous Tripel”。昨日飲んだWestmalleと同じスタイルで、アルコール度数も10%だが、こちらの方がすっきりとして飲みやすい。でも、比べてみると、Westmalleの苦みをもう一度味わってみたくなるのが不思議。
3. Gordonシリーズの”Finest Scotch”。何かウイスキーと関係あるのかと思いラベルを確認したが、スコッチ樽で寝かせたとかそういうことではないらしい。「スコティッシュエール」のスタイルを踏襲しているということ?麦やカラメルの香りがし、味は甘めで濃厚。食後にちょうど良い。アルコール度数はMaredsousよりも低い8%だが、こちらを後にして正解。

これまでに飲んだのは63種類。

2009/07/26

ベルギービール・ラリー(2009年7月26日分)

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1. 王立中央アフリカ博物館で飲んだ”Gekko Metiss-Rhum”。カメラの持ち込みが禁止だったので、ラベルをはがして後ほど撮影した。白く濁った黄金色のビールだった。ラムとSorchum(トウモロコシ?)が入っているとかで、ちょっと甘ったるかった。
2. 先日購入したSt. Berunardusシリーズの最後の一本、”Pater 6”。アルコール度数6.7%で、色の割には味が濃すぎずスッキリと飲みやすい。この日は冷凍食品のパッタイ(タイ料理)と一緒に飲んだが、そんなに悪い組み合わせではないように感じた(ベルギービール通が聞いたら激怒しそうな飲み方だが・・・)。
3. 妻が飲んだ”St. Louis Kriek Premium Lambic”。甘すぎず、適度な酸味があっておいしい。メジャーなBelle-Vueよりこちらの方が好み。
4. 7月12日に飲んだ”Westmalle Dubbel”の別バージョン、”Tripel”。苦みがあって、飲み応えがある。けど、Dubbelの方が好み。どういう違いがあるのか知りたくなって、昨日買った本でDubbelとTripelの意味を調べてみた。

Dubbel: 元々は2度発酵したビールを指す。濃い色で少々甘いのが普通。
Tripel: 元々は3度発酵したビールを指す。常に強いビールで、歴史的には濃い色だった。1930年代にWestmalleが強いブロンドエールを作るようになってからは、それを指すようになった。

言葉の定義を変えてしまうほど、人気があり、そして歴史的なビールだったとは・・・。

これまでの飲んだのは60種類。

2009/07/25

ベルギービールの参考書

今日は休肝日。その代わり、ベルギービールの良い参考書(?)を見つけたので紹介します。その名も”100 Belgian Beers to Try Before You Die! (死ぬ前に飲みたいベルギービール100選)”。55の醸造所の地図と、見学の可否や時間、作っているビールのテイスティングノートが載っています。日本で見たことがない銘柄はもちろん、7月21日に紹介したポスターにも見あたらないようなビールが載っているので、眺めているだけでワクワクしてきます。「醸造所巡りをする」という新しい目標もできました。最後の方には、アメリカで作られているベルギービール(?)の紹介もあります。

この本と同じ棚には、「700種類以上のベルギービールを掲載!」と書かれた「ベルギービール辞典」らしき本も売っていました。5000円以上したので買いませんでしたが、ベルギービールは1000種類以上ある、というのもあながち誇張ではないんだなと思いました。

ルーヴェン自転車事情

1. ルーヴェンは自転車の街
ルーヴェンは環状道路に囲まれた、長径約2.3 km、短径2 kmの楕円形の街です。徒歩で歩き回るには少々大きく、一方通行が多いので車では移動しづらいです。また、住人の多くが学生ということもあって、「自転車の街」と言っても過言ではないほど自転車が多いです。

2. 新品自転車を手に入れるには
日本であれば、一万円くらいのママチャリを買えば十分です。でも、ここルーヴェンではなぜか自転車がとても高いです。今まで見た中で一番安かったのは、左の”Leuven Map”でも紹介しているスーパー”Aldi”で見た、子ども用MTBに毛が生えたような199ユーロ(約2万7千円)のチャリです。普通の自転車屋では、下の写真のようなフロントサスペンション、18段変速といった「オーバースペック」の自転車が399ユーロ(5万円以上!)で売られています。
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3. 中古自転車のレンタルサービス
5万円以上の自転車を学生全員が買える訳ではないので、学生向きのレンタサイクルサービス “Velo”があります。KULeuvenの学生であれば、年間37ユーロで中古自転車を借りることができます。ただし、自転車の種類や質の選択肢はあまりなく、ギーコギーコ音がなるような自転車に乗っている学生をよく見かけます。また、私も妻も学生ではないので、借りるには年間64ユーロ掛かってしまいます。なお、Veloに関してはGoogleで”kuleuven velo”をキーワードに検索すると、詳細情報が見られます。

4. 中古自転車をゲット!
新品を買うと高いし、かといってVeloで借りても割高だし、と迷っていたところ、ある日通りかかった自転車屋で中古自転車を売っているのを見つけました(左記Leuven Mapの自転車マークの店です)。値段を聞いてみると、フロントサスペンション、シートサスペンション付のものが100ユーロ、ちょっと小さめのMTBが45ユーロとのことです。2年間使うことを考えればVeloよりも得なので、即決で購入しました。ロックチェーン4本、MTB用の荷台を合わせて全部で200ユーロだったので、結構お得だったのではないかと思います。購入した後、シートの固定不備(直後)とパンク(1週間後)で再訪したところ、無料で直してくれたので、その点も良心的だったおと思います。ひょっとすると、Velo用に修理していたのを横流ししたので安かったのかもしれませんが・・・。
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5. 自転車にも「左ハンドル」が・・・
購入した自転車に乗って驚いたのが、左右のブレーキが日本と反対で、左が前輪、右が後輪のブレーキになっているということです。どうしてだかよく分からなかったのですが、最近ではハンドサインを出しやすいからではないかと思っています。こちらは自転車も車も右側通行なので、右折よりも左折の方が要注意です。自転車が左折する時は、左手を水平に出し、後続の車に知らせてから曲がります(ベルギー人にとっては、このようなハンドサインを出すのが普通のようです)。このとき、何かあってもすぐ止まれるよう、右が後輪ブレーキになっているのだと思います(前輪ブレーキだとひっくり返ってしまうので)。

6. いろいろな子ども用オプション
ルーヴェンは学生の街ですが、子ども連れの家族をよく見かけます。子どもが3人ということも珍しくありません。そのためか、子どもを乗せるオプションも豊富です。下記の写真にあるのは、自転車本体に子ども用シートが装着されていて、さらに子ども用馬車(?)ついているパターンです。馬車は最大で2人乗れるので、自転車1台で子ども3人を運べることになります。日本でもこれを導入すれば、3人乗りを規制する、規制しないで揉めることもなく、安心して子どもを連れて行くことができると思います。

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もう少し子どもが大きくなると、馬車の代わりにミニ自転車をつなげるパターンになります。写真がないので説明しづらいのですが、子ども用自転車の前輪とハンドルを外して、その部分を親の自転車の後ろの連結したようなイメージです。1人で自転車に乗る練習、ということなのでしょうか。その他にも、日本と同じように親の前と後ろに1人ずつ乗るパターンも見かけます。こちらの人は体が大きくてパワフルなので、危なっかしい感じは全然しません
が。

2009/07/24

ベルギービール・ラリー(2009年7月24日分)

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1. 7月21日に購入したSt. Bernardusシリーズの”Abt 12”。以前「1日4本は飲め!」と言った先輩が最も好きな銘柄。味、香りともに濃すぎず、薄すぎずでバランスが良い感じ。アルコール度数10%だが、重い感じはしない。ごくごく飲む感じではなく、かといって飲みづらいわけでもなく、自然と落ち着いたペースで飲める感じがした。今晩のおかずはニシンの塩漬けだったが、それにも良く合った。
2. 同じくSt. Bernardusシリーズの”Wit”。こちらは小麦ビール。今日はこちらを先に飲むつもりだったのだが、最近、青いラベルの小麦ビールを続けて飲んだので、Abt 12と順番を間違ってしまった。小麦ビールにしては重い感じ。おいしいけれど、私は小麦ビールは華やかで軽いのが好きなので、中途半端な感じがした。
3. “Mort Subite” のFramboise Xtreme。買ってみて気がついたが、7月18日に飲んだ”Kriek Extreme”の別バージョン。こちらも良い香りでうまい。
4. St. Bernardusシリーズの順番を間違えて悔しかったので、もう1本濃いめのを開けてみた。こちらは”Tripel”で、アルコール度数8%。バランスが良く、まろやかでおいしいのだけど、今日最初に飲んだAbt 12に比べると物足りない気がする。順番を違えたことを余計に後悔する結果になってしまった・・・。

これまでに飲んだのは56種類。

※気がついた方もおられるかもしれませんが、左の「マイ ブログ リスト」に妻のブログを載せました。良ければこちらもご覧下さい。

2009/07/23

ベルギービール・ラリー(2009年7月23日分)

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1. “Leffe Ruby”。他のLeffeシリーズとは異なり、ベルビュークリークのような、果汁を含むタイプ。Leffeのホームページによると、”a mix of red fruits”とのこと。グラスを近づけた瞬間に「おいしそう」と感じられる良い香り。味も期待を裏切らない。果汁系にありがちな「ジュースっぽさ」がなくて素晴らしい。
2. 7月18日に飲んだかもしれない”OMER”。同じBlondでも、Leffeよりも炭酸が強めで、味がはっきりしているような気がする。こちらの方が好み。

これまでに飲んだのは52種類。

2009/07/22

ベルギービール・ラリー(2009年7月22日分)

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1. フランス語で「白ビール」という、そのまんまの名前のビール。柑橘系の香りが豊かでおいしい。
2. 日本でも通販で買える”Saison Dupont”。柑橘のような、薬草のような複雑な香りがして、味わい深い。記念すべき(?)50本目にふさわしいうまさ。飲む直前に30分間冷凍庫に入れただけであまり冷えていなかったが、それがかえって良かったのかもしれない。

ベルギー滞在22日にして、50種類達成。ベルギービールの種類の多さを改めて実感。日本でこれだけ色々飲むのは大変だと思う。日本酒なら種類もたくさんあるが、一番小さいサイズでもワンカップの200ml(ビール換算で0.5l以上)だから、なかなか一人で気軽には飲めない。0.5合サイズの日本酒がいろいろあれば、いろいろ試せて良いのに、と思った。

ベルギービール・ラリー(2009年7月21日分)

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1. 今日はベルギーの建国記念日だったので、催し物を見学しにブリュッセルへ。ついでに、Grand Placeの側、Rue du Marche aux Herbes沿いのベルギービールショップ “De Biertempel”で買い出し。ベルギービールのラベル(の一部)がずらっと並んだポスターを見つけたので、迷わず購入。これからは、飲んだビールのラベルに印をつけることにしようかと思う。
2. ルーヴェンで買えるビールの種類はあまり多くなく、そろそろ新しいビールを見つけるのが難しくなってきたので、同じ店と近くのスーパーで買い出し。 “De Biertempel”はスーパーよりちょっと高めだけど、ざっと見た感じ300種類かそれ以上のベルギービールが置いてある。スーパー”Express” はRue au Beurre沿い、St. Nicolas教会や証券取引所の側にあり、20種類くらいのビールを安く購入できる。なお、Grand Placeの近くにある、”250 Belgian Beers”といった感じの看板が出ている店は、観光客向けのぼったくり店。スーパーの2倍かそれ以上、日本で買うのとほとんど同じ値段がするので、よっぽど欲しい銘柄が置いてあるのでなければ買わない方が良い。
3. 昼食時に飲んだBrugs Witbier。小麦ビールで、レモンが浮かべてあった。暑かったのでごくごく飲めてうまい。
4. 続けて飲んだSt. Martin’s Pale Ale。Pale Aleはイギリスのスタイルなので、ベルギーでは珍しいと思う。しっかりした味でなかなかうまいが、暑い時に飲むとちょっと重い。
5. 妻がかなり気に入ったので、買ってきたBrugs Witbierを夕食時にもう一度飲む。レモンがあった方がさわやかで良い。
6. Duvelのグリーンラベル(勝手に名付けました)。炭酸がきつめなのは同じだが、日本でも買えるレッドラベルの方が美味しい。
7. 今日購入したSt. Bernardusシリーズ5本の中の1本。香りも味も濃くて美味。妻曰く、「穀物の甘みを感じる」。

今日は4種類あらたに増えて、これまでに飲んだのは48種類。

2009/07/21

渡航準備 - お金編

ベルギーに赴任後、住民登録が完了するか、アパートの賃貸契約を結ぶまで銀行口座を開くことができません。それまでに使える支払い手段を整理します。

1. 現金(ユーロ)
何と言っても一番役立ちます。持ち歩くリスクを勘案して、許容できる範囲でできるだけ持って行くのが良いと思います。ちなみに、私は銀行や郵便局よりレートの良い「大黒屋」というチケットショップで両替しました。

2. クレジットカード
現地ではIC付のカードを使い、サインではなくPINコード(暗証番号)を打ち込んで支払う場合が多いです。ICチップなしのカードは使えないところが多いので注意。また、日本のクレジットカードを使った場合、日本円に換算する際のレートに手数料が上乗せされているみたいなのです(使用日のユーロ/ 円の高値よりも高い換算額になっています)。

3. トラベラーズチェック
一番安全だと思い大量に準備しましたが、現地での換金に苦労しています。今のところ、(1) アパートの家主が口座を持っているFortis Bankに家主と一緒に行き、敷金分を換金、(2) 自分が口座を開設した銀行(ING)で換金、の2通り経験しました。前者は一人あたり1000ユーロまで、後者は金額の制限はありませんが、換金が終わるまで2週間程度かかるそうです(まだ口座に入金されていないので、ちょっと不安です)。『地球の歩き方 オランダ ベルギー ルクセンブルク』によると、「両替所、空港、国鉄主要駅、一部のホテルなどで換金できるが、ほとんどの銀行で両替できない」そうです。また、以前紹介した『ベルギー生活便利帳 2009』によると、一部の郵便局では換金してくれるそうですが、試していません。

4. 日本のキャッシュカード
新生銀行のキャッシュカードを使うと、
plusマークマークのあるATMから現金を引き出すことができます。ただし、1日10万円分以上引き出すことはできません。また、換算レートに4%の利用料が上乗せされます。新生銀行以外にも、同様のキャッシュカードを発行している銀行があるようです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/国際キャッシュカード

ルーヴェンで少しだけ過ごした経験からすると、それなりの額の現金を準備し、大きな買い物はクレジットカード(IC付)で、また現金不足に備えてインターナショナルキャッシュサービスに対応したキャッシュカードを用意しておく、というのが良さそうです。なお、ルーヴェンは治安が良いらしく、現金を持ち歩いたり、ATMで現金を引き出したりする時に不安を感じたことはありません。

2009/07/20

ベルギービール・ラリー(2009年7月20日分)

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1. これまでの最安ビール。250 mlで約0.4ユーロ。値段の割にはまずまずの味。あちこちで安売りしているところを見ると、定番ビールなのか?
2. 7月16日に飲んだLambic Peche
の別バージョン(今回はFramboise)。やっぱりジュースみたい。

3. 7月10日に飲んだKeiser Karelの別バージョン(前回はレッド、今回はブロンド)。変わった香りがしておいしい。
4. 7月16日に飲んだTongerloの別バージョン(前回はブラウン、今回はトリプル)。ちょっと物足りない。
今回飲んだビールは全て1ユーロ以下。改めてベルギーではビールのコストパフォーマンスが良いことを実感。ちなみに、スーパーで安売りしている4本パックから1本だけむしり取って買ってもOK。そのかわり、1本あたり0.1ユーロの追加料金を払うことになる。 これまでに飲んだのは44種類。

渡航準備 - ビザ取得編

公的機関に所属する若手研究者の場合、海外赴任と言っても、自分自身が赴任を希望し、そのための奨学金を自分で調達することが多いと思います。職務上命令されて行くわけではないので、当然、ビザ取得や引越の手続きも全て自分でやらなくてはなりません。今回は、ビザ取得に関するあれこれを紹介したいと思います。

1. 大使館への連絡はFAXで
ビザを取得するために何が必要か全く情報がなかったので、まずは在日本ベルギー王国大使館に連絡を取りました。数回電話→担当者にコンタクトできず→メール→返信なし→再度電話、というステップを経て、ようやく連絡がつきました。担当者(日本人)によると、「強力なスパムフィルタを使っているので、通常のメールも届かない場合が多い。連絡はFAXでお願いします」とのこと。電話に出た大使館員?(ベルギー人)は「メールで大丈夫です」と言っていたのだけど・・・。以後、不明な点について何度かFAXを送りましたが、だいたい翌日には丁寧に回答してもらえました。

2. 申請するビザの種類

1) 本人
大使館からもらった資料によると、研究者のビザには、「労働許可証を添えて申請するもの」「ベルギ-で滞在する大学からの招待状(労働許可証が免除される根拠となる法律の条・項・号が記載されているもの)を添えて申請するもの」の2種類があります。労働許可証は受け入れ先にいろいろ書類を送らないと取れないので、最初は後者のビザ申請を目指していました。ところが、受け入れ先が「労働許可証を申請してくれ」と言ってきたので、前者の方に切り替えました。また、大使館の職員によると、労働許可証があれば、本国照会が不要なためビザ申請後約1週間でビザが受け取れるそうです。

2) 家族
大使館からもらった資料には、「労働許可証、Type Dビザ取得者の家族は、ビザなしでOK」と書かれています。しかし、以前Leuvenに留学していた同僚や、K.U.Leuvenの冊子 “Traveling to Leuven”の “Re-entry VISA”の項目によると、「入国はできるが、一年以内に出国すると再入国できない」とのこと。私たちの場合は、入国して2ヶ月後にドイツで開催される学会に参加する予定がありましたし、「いざという時日本に帰れない(帰ると最初からやり直し)」というのは面倒なので、妻もType Dのビザを申請することにしました。

3. ビザ申請に必要な書類
全部を説明するのは難しいので、下の図を参考にして下さい。ここでは、面倒な書類をピックアップして紹介します。

https://files.getdropbox.com/u/464393/Belgian%20Beer%20Belly/VISA手続き.png

1) オランダ語の健康診断証明書(労働許可証申請用)
まず、KULのHuman Resouces Departmentから様式をもらいました(労働許可証を申請する旨連絡すると送られてきます)。ベルギー大使館は聖路加国際病院が国際赤十字病院での健康診断しか認めていないので、私は比較的近い聖路加で受診することにしました。聖路加は月曜しか健診をやっておらず、しかも混んでいるので早めに予約した方が良いです。また、受診の際にオランダ語様式を提出して「こちらにも結果を記載して下さい」とお願いする必要があります。健診料+オランダ語の診断書作成でかなりのお金が必要です。

2) 無犯罪証明
申請と、約一週間後の受け取りの両方とも県警本部に行かなくてはなりません(受け取りは本人、配偶者のどちらかのみでも可能です)。平日しかできないので、あらかじめ休みを取らなくてはなりません。また、証明書を未開封のまま外務省に持ち込み、書類が本物である証明(アポスティーユ)を受ける必要があります。

3) 戸籍謄本
これは、家族が本当に家族であることを証明するために必要なようです。こちらもアポスティーユが必要です。さらに、ベルギーでの住民登録用に提出するために、オランダ語に翻訳しさらにアポスティーユを受けなければなりません。ややこしいので、大使館推奨の業者に依頼しました。なお、翻訳には約2週間かかります。

4) 書類を準備するタイミング
大使館への提出書類は、3ヶ月以内に発行されている必要があります。また、ベルギーでの住民登録に流用できるものもあるので、渡航2ヶ月前(現地でも1ヶ月の有効期間を残しておく)に揃えるようにすると良いかと思います。

4. ビザ申請
必要書類を揃えて、大使館に行きます。申請書そのものは、担当者が書き方を教えてくれます。前述の通り、労働許可証がある場合は申請から約1週間でビザが発行されます。なお、申請時にパスポートを預け、ビザを貼り付けてもらうことになるので、その間パスポートは使えません。

(※ここで紹介した情報は2009年6月時点のものです。実際の申請に際しては、大使館からの最新情報を確認して下さい。)

2009/07/19

渡航準備 - 参考資料編

今回の赴任にあたって、参考になった資料をいくつか紹介します。

1. 『ベルギー生活便利帳』
IRIS CLUBというベルギーのNPOが発行している。渡航準備、現地での事務手続きや文化、帰国後のリバースカルチャーショック(日本の文化にかえって馴染めなくなってしまう現象)まで、ベルギーで暮らすための情報が一通り網羅された本。IRIS CLUBにコンタクトすれば、日本でも買うことができる。

2. “Traveling to Leuven”
Katholieke Universiteit Leuven(KUL:ルーヴェンカトリック大学)が、留学生向けに発行している冊子。出国前のVISAの取得、到着後の住民登録、住居探し、健康保険加入などについて詳しく書かれている。KULに関係なくとも、ルーヴェンに来るのであればかなり役立つはず。K.U.Leuven International Admissionsのページでダウンロードできる(「ウェブ全体から検索」オプションでググればすぐに見つかります)。

3. “Living in Leuven”
ルーヴェン市とThe Instituions of Higher Educationが共同で発行している冊子。”Traveling…"と重複する内容もあるが、銀行口座の開設方法、ランドリーやレストランの場所も載っていて、ルーヴェンで暮らして行く上で役立つ。なお、ベルギーという国の成り立ちや文化にも触れてあり、「『陛下、ベルギー人などおりません』・・・愛国的なベルギー人というのはあり得ない」と書いてある。愛国心なしに(しかも公用語が3つもある状況で)どうやって世界最高水準の教育、医療、労働生産性を達成できたのか、なかなか興味深いところ。こちらもK.U.Leuven International Admissionsのページでダウンロード可能。

4. 『ベルギー至福の食卓』
ルーヴェンにある世界遺産、Begijnhofで暮らした人のエッセイ。Begijnhofは元修道院で、現在はKUL所有の外国人向けゲストハウスになっている。直接渡航準備に役立つ本ではないが、ベルギーの美味しいものや古い住居ならではの味わい深い暮らしが載っていて、読むとベルギーに行きたくなる。

5. 『海外赴任ガイド<2009年度版>』
海外赴任者向けの中古車買い取りサービスを展開するJCMが編集した本。私自身は読んでいないが、JCMに車を売却をした際の担当者が非常に丁寧で、赴任前に必要な手続きについて教えてくれて助かったので、この本も役に立つのではないかと思い取り上げた。

ベルギービール・ラリー(2009年7月19日分)

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1. 「ナマ」ではなく「イキ」。歴としたベルギービール。煎茶と柚のフレーバーらしいけど、どちらも良く分からなかった(あまり味覚は敏感ではないので)。でもおいしい。
2. 妻の分のHoegaarden。
3. 日本でも売っているDuvel。Hoegaardenと2本で2.9ユーロだったから、日本で買うよりも格段に安いはず。炭酸がちょっときついけど、8.5%のアルコール濃度を感じさせないスッキリした味わいでうまい。

今日で飲んだビールは40種類。そろそろ新しいビールを見つけるのが難しくなってきた・・・。

ベルギービール・ラリー(2009年7月18日分)

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1. おやつ休憩の時にカフェで。「今月のビール」の一つ。見たことのないビールで、かなり美味しい。ゴールデンエール?セゾン?こういうときに、「これは○○というスタイルで・・・」なんて語れる舌と知識があればいいなあ、と思った。
2. ガリオン(鐘楼)コンサートをやっていた、大学図書館近くのカフェで。よく看板を見かけるMaes。ピルスナーならStella Artoisの方が美味しい。
3. グラスに書かれた銘柄は違うけれど、中身はKRIEK XTREME。以前飲んだBelle-Vue Kriekよりも香りも味も複雑で美味しい。妻は「スパイシーな香り」と表現していた。
4. 夕食を食べたイタリアンレストランで。”OMER”を注文し、「Leffe Blondの系統みたいだけど、Leffeより美味しいかな」なんて思いつつ飲んだ。後でレシートを確認すると、”Leffe Blond”と書かれていて、結局どちらを飲んだのか分からずじまい。
5. 大学の寮に帰ってきてからの一杯。酸っぱくてあまり美味しくない。Strong系ならGordonシリーズの方がうまい。

気がつけばベルギーに来て以来最高の1日5種類。でも、4はどちらか良く分からないので、これまで飲んだのは38種類。