1. “Biolegere”. ちょっと渋いような、それでいてフルーティな香り。この香りというか風味というか、Dupont醸造所のビールに共通している気がする。口に含むと、柑橘っぽい爽やかさで、そのまま一気に飲むとひんやりした喉越しが心地よい。後味は割と苦い。アルコール度数3.5%と低めで、とても飲みやすい。夏にグイグイ飲みたいビール。
2. “Mac Ben Scotch Ale”. イギリスのビールみたいな名前だが、ベルギーで醸造されている。 一口飲んで「うわー、甘!」と感じた。とにかく甘過ぎ。ちなみに、「スコティッシュエール」は伝統的なスコットランドのビールで、「スコッチエール」は、スコットランドで生まれたのは同じでも、ベルギー市場を意識して作られた輸出用のビールだとか(『知識ゼロからのビール入門』より)。以前、新宿にあるスコティッシュパブ"Hazelburn"でスコティッシュエール"Belhaven Best"を樽生で飲んだことがあるが、今回飲んだものとは大違いだった。ホップの強烈な香りとか、パンチの効いた苦味などはなかったように思うが、なんとも言えないまろやかさがあり、ほっと一息つくには最高だったことを思い出した。
3. “Modeste Tripel”. うまく表現できないが、気になる香りがある。もしかすると一緒に食べた生ハムの影響かもしれない。甘み、酸味、苦味のバランスが取れているように感じた。後味ちょっとスパイシー。が、香りが気になってあまり美味しいとは思わなかった。
4. “Maes zero”. ベルギーに来て初めて飲んだノンアルコール(低アルコール?)ビール。ライム風味だが甘すぎず、さっぱりしていて飲みやすい。日本のものより美味しい気がする。
5. “Bush Prestige”. オーク樽で寝かせたスペシャルビール。香りも味も全てがまろやか。「華やか」とか「苦い」といった際だった特徴があるわけではないが、バランスが取れていて存在感がある。アルコール度数13%だが、重すぎず飲みやすい(飲み過ぎ注意!)。特別な日に飲みたいとっておきのビール。
これまでに飲んだのは210種類。